例えば…テレビを見ている時に口がポカーンと開いていたり、ものを飲み込む時に舌を前や横に出す(押す)癖があると歯並びに悪い影響を与えます。 歯並びは、歯列を取り囲む口腔周囲筋(舌、頬の筋肉、唇の筋肉)や姿勢の影響を受けるので
★口を使っていないときは自然な状態で口唇が閉じていること、上下の歯は接触せず少し離れていて、舌は上あごにふれていること
★きれいな姿勢を維持すること
がとても大切です。当院では、正しい歯列を維持する(元気なからだをつくる)ために矯正トレーニングを重要視しています。
現代の子どもたちは噛む回数が極端に減ってきているといわれています。口を閉じて左右でバランスよくガムを噛むことで口の周りの筋肉を発達させます。
上あごの奥と舌の根本の動きを促進し、鼻呼吸をするための訓練になります。
からだのバランスを整えて姿勢を改善することで、噛み合わせの改善と安定をはかります。
A. 初めて装置をつけたときや装置を調整したときに、歯が浮いたような症状や物を食べるときに違和感や痛みを感じることがあります。通常2日から1週間くらいで無くなります。痛みの程度には個人差があり、痛みをほとんど感じない人もいます。矯正治療の痛みは、小さなお子さんでも我慢できる程度です。
A. 早く治療を開始できれば2~3年でバランスのとれた歯並びと顔貌になり、口や呼吸の機能も改善されます。生え変わりの時期では、歯の交換を待たないと装置を入れることができず期間が延びることもあります。
永久歯が生えそろう11~13歳、第2大臼歯が生えるまでは発育が正常にすすんでいるか定期的に観察し、問題が見つかれば装置を再装着して治療を行う場合もあります。
A. 顎顔面矯正は土台(顎)をよくする治療です。土台が大きくなると、自然に歯もよい位置に並びやすくなります。開始年齢や歯並びの混雑状態によっては、抜歯が必要なケースもありますが、従来の歯列矯正治療と比較すると、抜歯の可能性は少ないです
A. 一時的に咬みにくくなるため、食事に時間を要したり、一定期間は前歯の隙間が目立つことがあります。また、激しいスポ-ツの時に、唇の裏側を装置で傷つけたり、装置をこわすおそれがあります。そのため家族や周りの方々の理解も必要なため、矯正開始時に当院から担任の先生宛に[協力をお願いする手紙]をお渡ししています。
A. 拡大を終えてすぐあとは顎のサイズと顔貌のアンバランスを生みますが、思春期に差し掛かる頃には調和が取れてきます。この治療によって必要以上に顔が大きくなるということはありませんので安心してください。
A. 可能性が出てきた時点でなるべく早めに状況をお知らせ下さい。 通院が可能かどうかを判断し、難しい場合には転居先の先生をお探しいたします。 その際は治療を継続するために必要な資料を作成しますので、転居先が決まりましたら早めにお知らせください。治療費は再度必要になります。